【GIMPでLINEスタンプ作成】チャンネルを学ぶ③~集中線の描画~
前回のGIMP記事から1か月空いてしまいました。
気付けば2月ということで、クリエイターズスタンプの分配金が変わってしまったのですねぇ・・・。
ま、なってしまったものはしょうがない。
気が向いたらスタンプづくりはまた着手することにします。
さて、前置きが長くなりましたが、今回はチャンネルの技術を使って効果線を付けてみようと思います。
これはいつしかの記事で載せた写真です。
今回は、この背景に使った集中線の描き方を説明します。
今回、「チャンネルを学ぶ」ということで記事を書いていますが、作業としてはレイヤーマスクを使っていきます。
レイヤーマスクを加工する=アルファチャンネルを加工する と考えていいと思っています。
つまり、手順は上記の記事と大きく変わりません。
- 集中線を構成したい色のレイヤーをそれぞれ用意する
- 一方のレイヤーにレイヤーマスクを追加する
- レイヤーマスクに黒と白の集中線を描く
GIMP2.8では、描画色に関係なく集中線は黒でしか描画できなくなっています。
そのため、色をつけて集中線を描きたい場合、今回の方法が使えます。
では、順番にやってみます。
色レイヤーの用意
集中線を何色で描きたいか考えて、その色のレイヤーをつくります。
今回は、わかりやすいように赤と黄色でやってみます。
まずは赤のレイヤーをつくります。
背景色を赤にして、「背景色」のレイヤーを作成。
続いて、描画色を黄色にして「描画色」のレイヤーを作成。
これで2枚(2色)のレイヤーが準備できました。
レイヤーマスクを追加する
今回は、黄色のレイヤーにレイヤーマスクを追加します。
黄レイヤーを右クリックし、「レイヤーマスクの追加(Y)」を選択。
今回は、「完全不透明(白)」で追加します。
(白いレイヤーマスクがかぶるため、透明になる部分がなく「完全不透明」です)
これで、白いレイヤーマスクが追加されました。
レイヤーマスクに集中線を描く
上記の状態で、レイヤーマスクが選択されています(白枠で囲まれています)。
この状態で、(描画色を黒に変更してから)集中線を描いてみましょう。
「フィルタ(R)」→「下塗り(R)」→「集中線(N)」を選択します。
すると、こんなウィンドウが表示されます。
このままOKをクリックしてみましょう。
すると、描画色(黒)でレイヤーマスクに集中線が描かれ、その部分が透過しました。
先ほど表示されたウィンドウの数値を変更することで、好みの集中線を描くことが出来ます。
線数
何本集中線を引きたいかを指定できます。
40から1000まで。
鋭さ(角度)
外に向かってどの程度の割合で太くなっていくかを指定できます。
0.0から10.0まで。(0.0では何も描かれず、10.0では外がほとんど塗りつぶされます)
オフセット半径
集中線を描き始めるまでの距離(半径)を指定できます。
最大2000。0.0では中央から集中線が描かれます。
複雑度
中央の始点を線ごとにばらつかせたいとき、そのまばら加減を調整できます。
最大2000。1ですべての始点が揃います。
集中線を使うと、物をコミカルに強調することができますね。
ぜひ使ってみてください。
ちなみに・・・・・・
なんの意図もしていませんでしたが、調べてみたらマケドニア共和国の国旗みたいな配色だったみたいです。
どこやねん。
おわり
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