【GIMPでLINEスタンプ作成】パス⑤~パスだけで絵を描く~
ここまで①②③④と記事をあげ(右のまとめからそれぞれ飛べます)、
パスの基本的な操作方法、
応用として画像の切り取りを解説してきました。
この記事では、もう一つの応用として
パスだけで絵を描いてみましょう。
私の当初の目的は、
「水滴を描きたい!」ということだけでした。
ここまでの記事で、それは容易にできるようになったはず。
いくつかの要素を入れ込んだ、
ちょっと複雑な絵を描いてみようと思います。
おや・・・・・・誰かがこちらを見ています・・・。
※美術の評価はいっつも低かった筆者による作画です(笑)
技量は見ずに、技術の内容だけ汲んで下さいorz
パスでできることについて、
今までの解説でお話ししたことは大きく2つ。
・直線や曲線を描画する。(微調整も可能)
・選択範囲←→パスへの変換。(塗りつぶしや切り取りへの応用)
「たった2つ」とも思えますが、
「線を描いて、色を塗る。」
絵を描くにはこれで充分ですよね。
何を描いてみようかなぁ・・・。
ΣΣ(゚д゚lll)
モデルに なりたそうに こちらをみている!
モデルに してあげますか?
いいえ
ということで、某Pクミンでお馴染みの
チャッピーを描いてみようと思います。
パーツごとにパスをつくる
あとで線を描いたり色を塗ったりするときのことを考え、
操作がしやすいようにパーツごとにパスをつくります。
描きやすいメインの部分からつくり、
パスを表示状態にしたまま、
新たなパスをどんどん追加していきましょう。
完成したパスの大きさを変更する
たくさんのパスをつくり、
1つの形を完成させたものがこちら。
足がキャンバスの下からはみ出してしまいました・・・・・・。
これでは、イラストにしていく時に厄介です。
ということで、パスを全体的に少し縮小しようと思います。
パス一覧で、パスの名前の左に2つのボタンがあります。
左の目は、表示・非表示の入れ替えに使いました。
右の鎖は、パスの関連付けに使います。
鎖が付いているものは、すべて連動するようになります。
移動すれば全部動くし、拡大すれば全部大きくなります。
※これはレイヤータブの鎖でも同様です。
大きさを一括して変えたいものに、すべて鎖マークをつけましょう。
あとは、[拡大・縮小]→変形対象を「パス」にする→拡大・縮小を行うだけ。
完了したものがこちら。
レイヤーにパーツごとのイラストを描く
・パスに沿って線を描画する
・パスを選択範囲にする
これらを使って、パーツごとにレイヤーをつくっていきましょう。
線レイヤーと色レイヤーは、今回は分けていません。
必要あればわけるようにしたら良いでしょう。
パスをわかりやすいように並び替えて、
レイヤーに描画していくと混乱せずに済むかと思います。
パスを選択範囲に→塗りつぶしor鉛筆で描画で色塗り
→選択範囲を解除→パスに沿って描画 の流れで私は進めました。
(選択範囲を解除しないと、パスに沿って描画がうまくできませんでした)
ちなみに私のイラストでは、左目の輪郭はパスを閉じていません。
でも、塗りつぶしの際は問題ありません。
パスからイラストを完成させたら、
あとは鉛筆で描画などで微調整をすれば・・・・・・
完成!
・・・私にしては上出来です。はい。
こんな感じで、パスだけで(ある程度)きれいな絵を描くことができました!
メインのイラストに使うのも良し。
手書きのイラストの装飾に使うのも良し。
パスを使って、イラストの幅を広げてみてはいかがでしょうか?
では、おつかれさまでした!(*´∀`*)
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