幸せになり隊

幸せってなに?どうやったら幸せになれるの?そんな思いを密かに燃えたぎらせる人たちの試行錯誤の記録。

【GIMPでLINEスタンプ作成】チャンネルを学ぶ①~基本~

今回の記事では、
スタンプ作成に直結するかはわかりませんが
GIMPでイラストを描くにあたって自然と使っている
チャンネルの基本を学びたいと思います。

新しい画像(白レイヤーのみ)を作成した状態で
チャンネルタブを開いてみると、
以下のように3つともまっさらですね。
・・・・・・これらは何を意味するのでしょうか?

f:id:wbhappy:20141217202557j:plain

その手の内容に疎い人間が書いています!
 噛み砕きすぎてたり、厳密にいうと違う事柄があったらごめんなさい!
 

 

チャンネルダイアログにはと表示されていますが、
これは、そもそも新しい画像(レイヤー)を作成する際に
この3色を使って描画することを(知らぬ間に)自分で設定しています。
f:id:wbhappy:20141217203611j:plain
本記事は、このRGBカラーで画像をつくったときの話になります。

 

RGBカラーとは

Red
Green
Blue
これら3色のことを指し、3色の頭文字をとっています。
一般にいう、「光の3原色」ですね。
これら3色を混ぜ合わせて様々な色をつくり出すことができ、
多くのものがこれで表現されているそうです。

f:id:wbhappy:20141217204543j:plain
3つを混ぜれば混ぜるほど明るくなっていく(白に近づいていく)
ということで、加法混合の1種になります。

それぞれの色は、0(輝度最小)~255(輝度最大)までの範囲をもち、
256個の数字で表現することができます。
各要素とも最小なら黒、最大なら白を表示します。
詳しくはWikiのRGB-数値表示を参照。

 

 

GIMPの基本はこのRGBを3原色としていますが、
作業を行っていくうちに、1つ要素が加わることがあります。
補足的な要素が加わると、表現法はRBGAと呼ばれるものになります。

RBGAとは

RBGに加えて、アルファチャンネル(Alpha)の情報が加わります。
RBGは色を表現していたのに対し、
アルファチャンネルでは透過(透明度)の情報を扱います。
ただ、アルファチャンネルは補助的な情報にすぎませんので、
基本はRBGと変わりません。

f:id:wbhappy:20141217205450j:plain

 

 

チャンネルダイアログの見方

まず初めに1点述べておきます。
チャンネルは各レイヤーに適用するのではなく、
画像に対して適用されています。
レイヤーごとに設定するものではないことを覚えておいてください。


では、基本となる3原色のチャンネル(カラーチャンネル)だけでみてみましょう。
わかりやすいように、3原色で文字を描いて、
右側にチャンネルダイアログを重ねました。
画像内文字のRGBは上から
255,0,0
0,255,0
0,0,255 となっています。

f:id:wbhappy:20141217210358j:plain

チャンネルダイアログには、
各チャンネルの左側にチャンネルをグレースケールで図示した画像があります。

このとき、
R255は赤チャンネルに描画されず、
G255は緑チャンネルに描画されず、
B255は青チャンネルに描画されていないことがわかります。

つまり、
原色を100%発色する場合は白
0%発色する場合は黒で描かれています。
(白レイヤー=R255,G255,B255だから3チャンネルとも白)

 

赤チャンネルを無効(不可視)に

チャンネル左の目をクリックすることで、赤チャンネルは0%発色となりました。

f:id:wbhappy:20141217213639j:plain

ひとつ前の画像において、
赤チャンネルに黒く描画されていたG255、B255の文字は何も変化がなく、
それ以外の部分の色は大きく変化しました。
R255の文字は緑・青チャンネルではもともと0%発色でしたので、
赤チャンネルでも0%と発色となることで全要素が0%になり黒くなっています。

 

赤チャンネルに黒で描画

赤チャンネルのみをアクティブにして、
画像に描画するときと同様に黒で文字を描いてみます。

f:id:wbhappy:20141217214901j:plain

赤チャンネルのみに描画が反映され、
画像には0,255,255で線が描かれています。
もともと3つともがアクティブになっていたように、
ふつうに絵を描くときのように色を選んで描画するときは
いずれのチャンネルもアクティブに
しておかなくてはいけません。

 

アルファチャンネル

この説明では、カエルのイラストを使います。
アルファチャンネルもカラーチャンネルと同様
左側にチャンネルをグレースケールで図示した画像があります。

f:id:wbhappy:20141217222742j:plain

白は不透明で画像が表示される領域、
黒は透明で画像が表示されない領域です。
(0~255で表現されることはこのチャンネルも変わりません)

透過効果を反映する、ということで、
背景レイヤーのみですと透過効果がないためこのチャンネルもなかったわけです。

 

透過効果をなくしてしまうとどうなるか、
ということで、アルファチャンネルを不可視状態にしてみましょう。

f:id:wbhappy:20141217221146j:plain

f:id:wbhappy:20141217221158j:plain

画像全体のアルファチャンネルが黒くなったと同義ですので、
全部が透明になり画像が表示されなくなってしまいました。

「アルファチャンネルを加工したい」というときには、
このチャンネルに直接描画はしません。
レイヤーマスクを使うことになると思います。

 

なんだか無意識に(勝手に)使っていましたが、
いろいろと難しいことをやってくれていたんだなぁと感心しました。
アルファチャンネルについて、
もう少し詳しく次で解説しようかと思います。

それでは、おつかれさまでした(*´∀`*)!

 

 

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