【GIMPでLINEスタンプ作成】画像をエクスポートしてみる
ここまでの記事で、
さまざまな方法で画像の加工を行ってきました。
GIMPで保存をしたデータの拡張子は.xcfになっていますが、
これは画像のフォーマットではありません。
GIMP専用の拡張子で、レイヤーなどの情報も保存していますので、
GIMP以外のプログラムでは開けない(画像をみることができない)わけです。
※より一般的なのは.xcfではなくPhotoshopで扱う.psdです。GIMPではどちらでも扱えますが、他のソフトの利用を考えている場合はpsdで作業を進めたほうが良いと思います。
ということで、今回の記事では
一般的な画像の拡張子であり、背景の透明度も生かすことができる
.png形式での画像エクスポートを行ってみたいと思います。
ちなみにLINEのスタンプはpng形式という決まりがあります。
まず、エクスポートしたい画像データをGIMPで開きます。
メニューから[ファイル(F)]→[名前を付けてエクスポート]を選択します。
すると、「画像をエクスポート」ウィンドウが表示されます。
保存したい場所を選択した後は、
ウィンドウ上部の「名前」についている拡張子を
エクスポートしたい拡張子に変更しましょう。
手入力でも、下部の選択肢から選択でもOKです。
拡張子の変更ができたら、[エクスポート(E)]をクリックします。
するとウィンドウが少しの間グレーになった後、
選択した拡張子によって異なるダイアログが表示されます。
PNG形式の場合に表示されるダイアログは以下のとおりです。
画像にも書きましたが、
基本的にはデフォルトのまま、
表示された画面のままいじらずにエクスポートすればよいです。
背景色を保存
透明ピクセルの色の値を保存
だけは確実にチェックがついていればいいかと思います。
※ちょっとだけ説明※
インターレース(Adam7)
有効にすると、画像の表示を漸進的に行ってくれます。
パソコンの処理が遅くて、ウェブページをなかなか表示できないときに役立ちます。
が、最近のインターネット環境ではこれは必要ないそうです。
背景色を保存
透明度を2段階でしか認証できないブラウザで画像を表示する場合に、
透明ではなく背景色で表示されるようになります。
透明に表示ができないときの保険的な存在ですね。
ガンマ値を保存
「ガンマ補正」という、コンピュータの表示装置によって生じる
色の値の再現を修正する仕組みがあるそうです。
これを有効にすると、
今画像を保存しようとしているPCのガンマ値を反映する情報が保存され、
他のPCでこの画像を表示しようとしたときには
ガンマ値の情報を使って色の表現を補正してくれます。
よっぽど色にこだわっている場合以外は必要ないかと思います。
レイヤーオフセットを保存
GIMPのこのオプションは、他のアプリケーションと互換性がとれていないそうです。
ですので、これは使わないようにすべきとのこと。
さて、エクスポートが終われば、
PNGファイルが完成しているはずです!
背景が白なのでわかりにくいと思いますが・・・・・・
ちゃんと背景透明になっています。
試しに、エクスポートしたPNG画像をGIMPで開いてみると、こうなってます。
背景が透過した1枚のレイヤーで開かれました。
これで、いろんな背景に重ねてみることで
スタンプとして使った時の見栄えを確認できるかと思います。
ちなみにもとのXCFファイルはそのまま保存されていますので、
PNGファイルを見て「修正したい」と思ったら
またGIMPでXCFファイルを加工していきましょう。
それでは、おつかれさまでした(*´∀`*)!
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