友達同士でLINEクリエイターズスタンプをつくるためにやったこと ~スタンプソン~
友達同士でLINEのクリエイターズスタンプをつくってみたい。
でも何をしたらいいのか分からない。
いいや、やってみよう!
ということでスタンプ作成大会(スタンプソン)をやってみました。
※スタンプソン = Stamp + Marathon (造語です)。ハッカソンやらアイディアソンやら、なんでもソンつけりゃいいってもんじゃないと思ってたけどまさか自分がやってしまうとは・・・。
ちなみにメンバーにデザイナーはいません。ペイントソフトを使える人もいない状態で取り組んでみました。
1.材料準備
とりあえず「アイディア出し用の付箋」と「絵を描くための画材」を集めました。
- スケッチブック: マルマン クロッキー帳 白クロッキー紙 SM
- 色鉛筆: FABER-CASTELL 色鉛筆 丸缶 24色セット TFC-CPK/24C
- 鉛筆: トンボ鉛筆 木物語 鉛筆 B LA-KEAB 1ダース
- 鉛筆削り: コクヨ 鉛筆削り フタ付 31x17x27mm HA-800
- 水性ペン: トンボ鉛筆 水性サインペン プレイカラー2 GCB-011
- 付箋: ポスト・イット ノート 超徳用 75x75mm 450枚 パステル CP-33SE
全部Amazonで買い揃えました。
スケッチブックは知り合いのデザイナーさんオススメの一品です。ページの一枚一枚が薄い割りに丈夫なのと、ペンの滑りが心地よいです。あとページを消費していくごとにデザイナーになった気になれるのでテンションあがります。
ペンは色を揃えるよりも黒ペンが数本あった方がいいです。色ペンはほとんど使いませんでした。
・・・いろいろオーバースペックな気がしましたけど、モチベーションがあがるかなと思って買ってみました。カタチって大事ですしね。
結果的には買ってよかった!と思い込んでます。
あとお酒大事。
2.概要説明(目的の共有)
13時ごろにお酒好な友人4人に集まってもらい、まずは乾杯。
その後あらかじめ作成していたプレゼン資料をもとに概要説明をはじめました。
やりたかったのは目的をある程度揃えることです。
友達同士でやろうと思ったときに避けたかったのが「楽しくなくなること」でした。
もともと楽しめることでお金稼げないかなぁと思ったことが発端だったので、お金を稼ぐ為に楽しめなくなっては本末転倒なんですよね。
なので、一番大事なのは楽しむことだと強調しました。
もちろんスタンプの完成も目的なんですけど、優先順位は楽しむことの次です。
楽しんで作業を進めるうえでケンカするのはいいんですけどね。
3.アイディア出し
これは2段階に分けて行いました。
3-1. 個人が持ってるアイディアを相談しないで書きおこす
集合知を活用するにはお互いが影響しあってバイアスがかかりすぎないことが重要だと言われています。それに個人個人が思っていることって大切にしたいですよね。
なので以下のような作業をしました。
- 3分間黙ってスタンプのことを考える
どんなスタンプを使ってきたか?
どんな時に使ってきたか?
どんなスタンプを使いたいか?
※5分くらい黙って考えて欲しかったのですが、今回のメンバーでは無理と判断して3分に減らしました。結局3分ですら黙ることができなかったのでこの作業は要らない気がしてます。 - 5分で作りたいスタンプのキーワードを付箋に書き出す
イラストでもメッセージでも、抽象的でも具体的でもOKでとにかくたくさん書く。出てこなくなったらスタンプ関係なしに興味のある言葉でもOK。
「かわいい」「毒舌」「眠い」「飲み足りない」など。 - 付箋を大きな紙に貼っていく
このとき似たようなものがあれば近くに貼るようにして、カテゴリを分けていきます(KJ法)
これらの作業を終えてできたのがこれです。
次の作業での材料に使ったのと、アイディアに煮詰まったときの振り返り地点として使いました。
3-2. みんなでテーマ決め&わいわいアイディアを出す
いろいろ好き勝手にスタンプを作っても面白いとは思ったのですが、LINEのクリエイターズスタンプには公式のガイドライン以外にもいくつかルールがあるようです。好き勝手に作った場合「関連性のないイラスト」といったところで引っかかりそうだったので、まずはメインテーマを決めることにしました。
とりあえず「イラスト」「メッセージ」で大きく2つに分けて、それぞれで作りたいキーワードを上げてもらい多数決で決めました。
あれですね。学校とかで黒板を使ってよくやった形式です。
全員で5人だったので1人3票まで投票権を与えてやりました。
で、すったもんだで決まったテーマは「無機物」でした。不思議です。
※「イラスト」と「キーワード」で分けた意味があったかどうかは不明です。枠組みがないとアイディアが出しづらいというところはあるかもしれません。
さすがに抽象的すぎるのでここからさらに掘り下げていって、40個スタンプが作れそうな具体的なテーマまで落とし込みました。ここの掘り下げは行き当たりばったりの議論・・・というか雑談でおこないました。
※ここの作業に大分時間をかけてしまいました。お酒が回らないうちに終わらせるのが吉です。
4.下書き
ようやく画材の出番です。
テーマに沿ってとにかく書く。それだけ。
ポイントは以下の3点です。
- 主線は黒ペンでハッキリと書く
- PCに取り込んだあとペイントソフトで作業をするのですが、鉛筆やボールペンで輪郭が不明瞭だと修正作業が大変です。
- メッセージは大きくハッキリと書く
場合によっては絵とは別に書いた方がいいです。
PCで打ち込むこともできますが、PCのフォントは味気なくて面白くないです。 - 絵のうまい人にだけやらせるのではなく、みんなで書く
下手=味。どんどん書きましょう。
5.CG作成
スマホで写真を撮ってPCに取り込みました。
使用ソフトはGIMPです。当ブログの別記事で書いている手順で作業をすすめていきます。(ノウハウは逐次公開していきます)
知識0でもネットの情報だけで何とかなります。
慣れるまで使いづらいですが、慣れてしまえば超便利です。
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という感じで進めたのですが、半日程度では終わりませんでした。
というか宴会になるわけでスタンプ作ってる場合じゃなくなるというね・・・。
はい。
第一目標の「楽しむ」は文句なしに達成できました。
第二目標のスタンプ作成は・・・60点?
とはいえテーマも決まってアイディアも出ているので、現在は日々の空き時間を使ってスタンプをコツコツ作っているところです。
友達同士でスタンプを作ってみたいなぁとか、いつもお酒飲むだけで生産的なことが全然できてないなぁとか思っている方は試してみてはいかがでしょうか?
※遠隔地の友人と日々共同作業をするというところでまた問題が出てくるわけですが、それはまた別記事で紹介したいと思います。