幸せになり隊

幸せってなに?どうやったら幸せになれるの?そんな思いを密かに燃えたぎらせる人たちの試行錯誤の記録。

人工知能と量子コンピュータの関係を簡単にまとめてみる

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最近量子コンピュータ人工知能の研究に使うという話をよく聞く気がします。 ただでさえ分かりづらい領域が合わさってさらにカオスだなぁという感じです。

いろいろ理解が足りてないところも多いですが、端的な説明が欲しいと思ったので自分用にまとめてみました。(間違ってるかも)

現在の人工知能量子コンピュータの関係

  1. 既存の人工知能最適化問題)の解き方は勾配法が基本
    • 微分して傾きを計算して極値を求めていくので計算量が多い
    • 局所解にハマりやすい
  2. 物理現象を応用した解き方(シミュレイティッドアニーリング)があったが、結局計算が大変だった
    • 物理現象を応用した比較的新しい解き方
    • あっちこっちで揺さぶって、動かなくなったところ(エネルギーが最小になったところ)が最適解
      • シミュレーションなので結局計算に時間がかかる
  3. 物理的な量子アニーリングで計算量を激減できそう

要は最適解が爆速で求められるから嬉しいということ。
結局のところ、解ける問題に落とし込むのが難しいというのは変わらなそうです(多分)

参考

勾配法

勾配法ってなに?って方はこの本をオススメします。 DeepLearningに限定せずとも現在の人工知能の仕組みを理解するのにとても役立つ良本だと思います!

量子コンピュータ

量子コンピュータについてはこの本がから始めるといいかも。比較的読みやすいです。(正直いろんな本を読んでみてはいるものの、腹落ちしてない点が多いです)

量子コンピュータとは何か (ハヤカワ文庫NF―数理を愉しむシリーズ)

量子コンピュータとは何か (ハヤカワ文庫NF―数理を愉しむシリーズ)

その他

ちょっと話は逸れますが、人工知能とかやってると「ヒトの理解・意識」が気になってきます。 だんだんと哲学的な世界に迷い込んでいきますが、この本が面白かったです。 汎用人工知能(AGI)の領域だとこの辺の話が大事になってくるのかなぁと思ってます。

意識はいつ生まれるのか――脳の謎に挑む統合情報理論

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